私たちにとってのオーダーという意味は、お客さんとの多くのコミュニケーションによって教えていただいた人柄や人間性を、家具やインテリアに反映させるための手段です。提案者田村青子が奥様のご要望から創作し、世に生み出した愛着ある品々は、自らが搬入から据付までを現場でお手伝い。
プラン段階から完成まで、いつも楽しみながらワクワクするプロセスです。図面には表せない細かな納め、微調整、据付まで、あなたのためだけに製作された家具たちにいよいよ命が吹き込まれます。コミュニケーションを育む空間の最後の仕上げが進んでいきます。
いつも専門職人と二人三脚のオーダーキッチンの据え付け作業。大事な製作家具に傷をつけないよう、搬入時にはていねいにお手伝い。「力がありますね」とよく言われます(笑)
最初に、キッチンの場所を正確に測り、置いてみます。どの現場でも、ここはとても緊張する場面です。
取っ手をつける位置を慎重に確認。
床が無垢材なので、バランスを見ながら慎重に取り付けます。天板をきれいに納めるため、とても大事な作業です。
いよいよ組み立てスタート。据え付け場所が決まれば、家具となる箱を止めていきます。ポイントは絶妙な調整が必要な「バランス」です。
次はキッチンの組み立てです。それぞれのスパンに合う棚板を用意します。
最後の段階で気になるのは、やっぱり仕上げ。女性ならではのこだわりを発揮し、それが奥様の感激につながっていきます。
一番の山場が仕上げとなる天板の取り付けです。3人がかりで天然大理石の天板を取り付け、傷はないか、段差はないか、直に触りながら隅から隅まで確認していきます。